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ファンダムとは？意味・特徴・ファンクラブとの違いや企業が活用するポイントを解説（更新日：2025.10.27）
ファンダム（fandom）とは、熱心なサポート活動を組織的に行うファンのコミュニティのことです。特に、BTSのような韓国のK-POPアイドル・アーティストなどのファンと関連して目にする機会が多いでしょう。情報の共有や発信にも優れており、大きな影響力がある集団です。
このような特徴はマーケティングにも有用であるため、企業やブランドがファンダムに参加するケースも増えてきています。ただし、熱量の高いファンが多いファンダムには独自の文化があり、理解が不十分なまま交流や活用をしようとしても反発を受けるリスクがある点に注意が必要です。
本記事では、ファンダムの意味や特徴、歴史、K-POPとの関係、ファンクラブとの違いをわかりやすく解説します。さらに企業やブランドがマーケティングに活用するときのポイントを解説します。ファンダム向けのノベルティ・オリジナルグッズ制作に適したカテゴリなどもご紹介しますので、企画や販促の参考にご活用ください。
ファンダムとは
ファンダムとは、アーティストやアイドル、アニメやゲームなどの「推し」を熱心に応援する人々によるコミュニティや集団のことです。同じ推しを応援する仲間同士で情報を共有したり、推しをサポートするために情報発信を行うなど、組織的で活発な活動が展開されています。
ちなみに「ファンダム（fandom）」という言葉は、英語の「fan（ファン＝愛好者）」と「-dom（領域・集団）」を組み合わせた造語です。実際、BTSのファンダム「ARMY」やアニメ作品のファンコミュニティなど、世界中で多様なファンダムが独自の文化を築いています。
ここでは、ファンダムが注目を集めるようになったきっかけや、ファンクラブとの違いなど、ファンダムを理解する上で押さえておきたい基礎知識を解説します。
韓国アイドルをきっかけに注目を集めた“ファンダム”という文化
ファンダムという言葉自体の歴史は意外と古く、19世紀末には、映画・音楽・小説などのジャンルに関連したファン集団がファンダムと呼ばれていました。これらがファンダムの起源とも言えるでしょう。
その後、近年になって、アイドルやアーティストを応援する熱心なファンの集団としてファンダムの存在が広く認知されるようになりました。きっかけを作ったのが、BTSに代表される韓国のK-POPアイドルグループなどのファンダムです。
K-POPのグローバル化とSNSの普及で進化するファンダム文化
1990年代のK-POP黎明期は、ファンダムも比較的ファンクラブに近く、ファンレターで応援したりコンサートに参加したりといった活動が中心のスタイルでした。それが、2000年代以降、K-POPが世界的に人気を博したことやSNSが浸透したことで、ファンダムも大きく進化を遂げています。
ファン同士の結束や共感を重視し、情報の共有・発信を積極的に行うようになったファンダムは、独自の文化や大きな影響力を持つようになりました。それに伴い、大規模なファンダム名がブランドのような価値を持つようになってきています。世界的に大人気のK-POPグループBTSのファンダム名「ARMY」などが、その代表例です。
ファンダムとファンクラブの違い
韓国発のファンダムと似ているファンコミュニティとして、日本のファンクラブが挙げられます。ファンダムとファンクラブの特に異なるポイントは、ファン同士のコミュニケーションや共感を重視する度合いです。
ファンダムはファン同士の結びつきを重視するので、コミュニケーションが盛んに行われます。SNS上やファンのコミュニティサイトなどで、推しの魅力を語り合ったり最新情報を共有したりするのが一般的です。一方、ファンクラブは、チケットの先行予約や公式からの情報収集が主な目的です。
また、ファンクラブは有料のものが多いのに対し、ファンダムは無料で加入できるケースが多いのも魅力です。
ファンダムの特徴
ファンダムならではの代表的な特徴は、次の3つです。
- 熱量が高い熱狂的なファンが多い
- 独自の文化がある
- 共感や共有に力を入れている
それぞれどのような特徴なのか、順番に見ていきましょう。
熱量が高い熱狂的なファンが多い
ファンダムには、熱量が高く活動に熱心な、推しのアイドルやアーティストに対して熱狂的なファンが多いのが特徴です。そのため、ファンダムのファンは情報の収集・発信に余念がありません。SNSなどを活用した情報の拡散や、グッズの購入といった推しに関係する消費行動にも精力的なので、大きな影響力を持っています。
その分、推しを軽んじられたと感じた場合や納得ができないことには、明確に意思表示や反発をする傾向にあります。企業やブランドがマーケティングなどに活用する目的でファンダムに参加する場合などは、ファン心理に十分に配慮することが大切です。
独自の文化がある
ファンダムには、推しを応援するスタイルや創作活動の仕方など、集団ごとにさまざまな独自の文化を形成しているのが特徴です。熱意を持って日夜活動する熱心なファンだからこそ、これまでにないアイデアやニーズを持っているケースも多々あります。
企業やブランドとしては、こういったコミュニティの声に耳を傾けることで、グッズなどの新たな商品開発や広告・プロモーションのアイデアが得られることでしょう。まずは、独自の文化について理解した上で、交流することが大切です。
共感や共有に力を入れている
ファンダムの大きな特徴が、ファン同士の共感・共有に注力していることです。ファンコミュニティを活用してファン同士で密に交流し、推しを応援する気持ちや価値観、推しに関する情報などをこまめに共有することで、絆を育んでいます。
そのため、ファンにとってファンダムは、心の拠り所のような価値ある存在として機能することが多くあります。
ファンダムを企業やブランドで活用するときのポイント
ファンダムマーケティングやファンダムを活用した広告・プロモーションなどを企業・ブランドが実施する場合、効果を出す上で押さえるべきポイントが3つあります。
- ファンダムの文化や価値観を理解し尊重する
- ファンならではのアイデアや推し活ニーズをうまく汲み取る
- SNSなどによる拡散効果を活かす
ファンダムのコミュニティとしての特徴を踏まえると、どのようにアプローチするのがおすすめなのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
ファンダムの文化や価値観を理解し尊重する
コミュニティ内のコミュニケーションや結束を重視し、創造的な活動をする機会も多いファンダムでは、独自の文化や価値観が多く存在します。このようなファンダム独自の考え方などを理解し尊重しながら、参加・交流しましょう。
熱狂的なファンも多いファンダムでは、独自の文化や推しのイメージなどを軽視したアプローチやマーケティング・広告などに対し、強い反発をする可能性が高いからです。例えば、売れることを重視しただけの、推しの魅力を損なうようなマーケティングやグッズ展開などは、避ける必要があるでしょう。
ファンならではのアイデアや推し活ニーズをうまく汲み取る
ファンダムでの活動は、大きな括りでは推し活の一種と言えます。そのため、「推し色を身に付ける」「聖地巡礼をする」といった推し活の定番ニーズを満たすようなグッズや広告などは、ファンダムマーケティングにも有効です。
推し活ニーズを意識しつつ、各ファンダム独自のアイデアや要望を取り入れることが、企業やブランドにとって効果的な施策や商品・サービスの改善への近道です。
推し活ならではのニーズについて、基本的なポイントを下記の記事でまとめてご紹介しています。押さえるべきポイントをサクッと把握しておきたい場合は、あわせてご覧ください。
SNSなどによる拡散効果を活かす
情報の収集・共有・発信に熱心なファンダムをマーケティングなどで活用するなら、その情報発信力をうまく活かせる施策を打ち出すのが効果的です。特に、SNSにおける情報の拡散力に優れているケースが多いので、SNSを巻き込めるマーケティングや広告などを展開しましょう。
また、コミュニティサイトでのコミュニケーションや意見交換も活発なので、口コミの拡散力もかなりのものです。コラボ企画やオリジナルグッズ制作などは、コミュニティサイト経由で情報を広めるようにするのもよいでしょう。
ファンダム向けグッズ制作に最適！おすすめグッズ7選
どんなグッズがファンダムに響くのか、悩む担当者も多いのではないでしょうか？
ファンの期待に応えるオリジナルグッズは、ファンの応援の力を高めるだけでなく、満足度向上にも繋がります。
ここでは、最新のトレンドやファン心理をもとに厳選したおすすめグッズ7選をご紹介します。
アクリルグッズ
【おすすめポイント】アクリルの透明感を活かした高精細な印刷が可能。キャラクターの色味や細かい装飾もくっきり再現できます。小ロットでも作りやすく、限定グッズとしても最適。持ち歩きはもちろん、デスクに飾って推しを眺めたいファンに喜ばれる鉄板アイテムです。
缶バッジ
【おすすめポイント】配布用やイベント用など、シーンごとに制作しやすいのが魅力。ファンにとってもバッグやポーチに付けたり、インテリアとして飾るなど、さまざまな楽しみ方が可能です。さらに、缶バッジをびっしり付けてアピールする「痛バッグ」づくりにも欠かせない、ファンダム定番アイテムです。
トートバッグ
【おすすめポイント】「大きく名入れできて存在感抜群」なのが最大の魅力。グッズとして展開することでファンが持ち歩き、イベント時や街中で目を引くプロモーション効果も期待できます。デザインによっては通学・通勤や日常使いにも重宝されるため、ファンが毎日愛用できる実用的なグッズに仕上がります。
ポーチ・巾着
【おすすめポイント】「さりげなく推しを持ち歩ける」ことで人気の実用的なグッズ。バッグの中で使うからこそ、普段使いしやすいシンプルなデザインが好まれる傾向があります。さらに、推しカラー展開やキャラごとの色違いで制作すれば、推しバレはしたくないけど推し色を持ち歩くことでひそかに満足感を得られる「概念推し」層にも刺さるアイテムに。
ボトル
【おすすめポイント】毎日持ち歩くボトルは、ファンにとって「推しと一緒にいる実感」を感じられるアイテム。ワンポイントのシルク印刷ならさりげなく推しをアピールでき、ぐるっと印刷できる回転インクジェット印刷なら大きくデザインを表現可能です。いつでもどこでも、推しと過ごす時間を彩るアイテムに。
タンブラー
【おすすめポイント】自宅や職場のデスクに置いておくだけで、推しを身近に感じられるアイテム。保温・保冷機能やエコ素材など豊富なラインナップから、ファンのライフスタイルや好みに合わせて選べます。日常に寄り添いながら、推しをそっと近くに感じられるアイテムです。
モバイルグッズ・PCスマホグッズ
【おすすめポイント】スマホやパソコン周りのアイテムは、ファンが自然と目にし触れる頻度が高いからこそ、推しを身近に感じやすい場所。モバイルバッテリーやマウスパッドなどは全面印刷ができ、推しの世界観を常にそばに感じることができる没入感の高いグッズとして喜ばれます。シンプルで使いやすいデザインなら、職場や学校でも違和感なく使えるのも魅力です。
まとめ｜ファンダム向けのオリジナルグッズ制作はMARKLESS STYLEにおまかせ！
ファンダムとは、熱量の高いファンのコミュニティのことです。韓国のアイドルやアーティストの存在感の大きなファンダムの台頭などがきっかけとなり、注目を集めています。マーケティングに活用する企業やブランドも増えています。
MARKLESS STYLEでは、ファンダム向けグッズ制作に適したオリジナル名入れができるアイテムをバラエティー豊かにお取り扱いしています。豊富なラインナップと、在庫・納期の対応力が強みです。ご注文は1個からでも承っており、初心者でも購入しやすいのも魅力です。効果の高い販促品をお求めでしたら、ぜひ、MARKLESS STYLEにおまかせください。
